減薬を指導してくれる精神科医を探す

自分の症状が精神病薬によって明らかに悪化していると思ったら、薬を減らすことを考えましょう。

病院に行く前は軽いうつ症状だったのに、薬を飲み始めてから凶暴性や自殺企画が起きたのなら、それは薬が原因である可能性が高いです。

そして薬を辞めたいと思った場合は、自分の判断で突然に中止しないでください。

まずは、減薬を指導してくれる精神科医を探すことが先決です。

なぜなら、薬を飲んで症状が悪化したのなら、その薬の依存症にかかっている可能性があります。

依存性のある薬というのは麻薬と同じで、突然に辞めると禁断症状がでることは周知の事実です。

その禁断症状によって凶暴性が増したり、自傷行為をしてしまうことがあるため、安易な自己判断で薬をやめることはとても危険なのです。


よって薬をやめたいと思ったら、まずは減薬を指導してくれる医師を探してください。

そして、その医師の指導に従って減薬をしていくことが、安全で確実な方法です。

薬を減らすときの原則

①複数の薬が処方されている場合、1つの薬になるような方向性を目指す。
②複数処方を1つの薬にするだけで、半年以上かかることもある。
③1つの薬になったら、さらにゆっくり減らしていく。
④一気に薬をやめるのではなく、少しずつ減らすようにする。
⑤副作用の強いものから順番に減らす。
⑥抗パーキンソン病薬、抗精神病薬は一気に減らさない。
⑦薬を減らす過程で、禁断症状で苦しむことがあることを覚悟しておく。


薬を減らすときは、上記のことを十分に理解しておいてください。

また自己判断ではなく、減薬を指導してくれる医師の指示に従うことが重要です。

抗うつ薬の減らし方

複数の薬が処方されている場合、三環系や四環系から先に減らしていきます。

抗うつ薬が1種類になれば、4分の1から8分の1程度に量を減らし、2週間から4週間かけて減らしていきます。

抗精神病薬の減らし方

複数の薬が処方されている場合、古い第一世代抗精神病薬から減らしていきます。

CP換算値が1000を超えるような場合は、2週間から4週間かけてCP100ずつほど減らしていきます。

抗不安薬の減らし方

複数の薬が処方されている場合、比較的力価が低い抗不安薬(ワイパックやセルシン)を残すようにします。

基本は4分の1から8分の1程度に量を減らし、2週間から4週間かけて減らしていきます。

短期間で薬を抜こうとすれば禁断症状で苦しみますが、身体にとってはできるだけ早く抜くべきです。

ただし急激に薬を抜くことは大変危険がありますので、減薬を指導してくれる医師と十分に相談してから、行うようにしてください。

気分安定剤の減らし方

他の薬に比べると、依存性や副作用が少ないのが特徴です。

そのため、抗うつ薬や抗精神病薬の補強として処方されていることもよくあります。

このような場合は気分安定剤の減薬よりも、抗うつ薬や抗精神病薬の減薬を優先して行います。

気分安定剤も、基本は4分の1から8分の1程度に量を減らし、2週間から4週間かけて減らしていきます。

抗パーキンソン病薬の減らし方

副作用止めとして、よく用いられる薬です。

そして急激に抗パーキンソン病薬をやめると、悪性症候群を含めて危険があります。

そのため抗精神病薬の減薬に伴い、少しずつ減薬していきます。

抗精神病薬のCP換算値が200前後になった時点で、明らかな錐体外路症状(身体が動かなくなったり、勝手に動いたりする症状)がなければ、最低量にしてからやめていきます。

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